虫歯・根管治療

CARIES

虫歯

あなたの大事な歯を守るために
できるだけ削らず、抜かない治療を

虫歯は日本で最もポピュラーな歯の病気ですが、その実、虫歯に危機感を持たれている方は多くはありません。歯が無くなる原因第2位だとしてもです。
私たち原尾島歯科では、あなたの歯を残すことに全力を注いでいます。そのため、痛みが無くなればそれでいい。といった治療をしておりません。患者さんの歯が長持ちするように、削らず・抜かず・極力痛みの少ない治療をし、継続的な虫歯の予防を行います。

なるべく痛みを少なく

  • 痛みの少ない治療を

    患者さんの歯がより長持ちするように、当院では痛みの少ない治療を心がけております。当院ではこの「痛み」を少しでも抑えるために、以下の取り組みを実施しております。

  • 院長治療-1
  • 表面麻酔表面麻酔-アイコン

    麻酔薬の注射をする前に、表面麻酔を塗ります。麻酔の針を刺す時の痛みを和らげるためです。麻酔の際にしみたり痛みが生じたりすることはありませんので、ご安心ください。

  • 細い注射針細い麻酔針-アイコン

    注射の時の痛みは、針が細ければ細いほど痛みが起こりにくくなります。ですので、当院で使用する麻酔針は非常に細いものを使用しております。

  • ゆっくり注入麻酔針注入-アイコン

    痛みが感じにくいスピードで注射をするようにしております。

  • 麻酔が効くまで待つ時間-アイコン

    当院では麻酔を行ってから、十分に時間をおいてから治療をはじめます。

  • 麻酔そのものの痛みを
    感じにくくする
    麻酔針-アイコン
  • 下顎の奥歯は、麻酔の注射時に特に痛みを感じやすい部位です。表面麻酔をした後に、歯肉の浅い部分にまず麻酔が作用するように、はじめに「細い針」で麻酔薬注入を行います。その後、「太い針」に変えて、麻酔薬を深部にまで注入すると、治療中はもとより、治療後の痛みも起こりにくくなります。その分、治療に時間はかかりますが、この作業を省略することなく行うことが、患者さんにとって痛みの少ない治療につながります。

進行に応じた治療を

虫歯はC0~C4の5段階のスケールに分けられます。
虫歯の治療は痛みが起こらない段階で治療しておくことが大切です。

  • 虫歯-C0
  • C0
    虫歯の始まり

    虫歯は歯の表面からカルシウムなどの無機成分が溶け出すことから始まります。この状態であれば、予防処置をしっかり行うことで、唾液のチカラによる再石灰化が見込まれる

  • 治療内容

    フッ素塗布やブラッシング指導、歯の検診をすすめる。口腔内写真撮影を行い、定期的な経過観察を行う

  • 虫歯-C1
  • C1
    初期段階

    歯のいちばん固い外側の部分であるエナメル質が細菌で溶かされはじめます。自覚症状はなく、この時の治療は痛みもありません。

  • 治療内容

    ①サホライド塗布
    ②フッ素塗布やブラッシング指導後、経過観察
    ③虫歯の部分だけを削って充填または詰め物をする
    などリスクに応じて行います

  • 虫歯-C2
  • C2
    菌が歯髄(神経)に届く手前

    細菌が象牙質にまで達しています。穴があき、黒っぽくなり、冷たい物や甘い物がしみたりもします。できるだけこの時期までに治療をしましょう!

  • 治療内容

    虫歯の部分だけを削って、詰め物をします。

  • 虫歯-C3
  • C3
    菌が歯髄(神経)に到達

    大きな穴があき、虫歯が神経(歯髄)に達することで、痛みがひどくなります。この段階まで進むと、歯の神経をとり、痛みを和らげる必要があります。

  • 治療内容

    神経をとります。残った歯の根を利用して芯を立て、その上に詰めたり被せたりします。

  • 虫歯-C4
  • C4
    歯がほとんどない状態

    歯がほとんどない状態で、歯根だけが残ります。神経を通して顎の骨に細菌が感染すると腫れたりするので、歯に強度がない場合は抜歯する可能性もあります。

  • 治療内容

    基本的には抜歯となり、ブリッジ・デンチャー(入れ歯)・インプラントなどの歯を補うための治療を行います。

虫歯は予防とメインテナンスで防げる

正しい生活習慣

ステファンカーブ-1
正しい生活習慣は虫歯になりにくい

お口の中のpHは基本的に中性で保たれていますが、プラーク中に存在する菌がお口の中に入ってきた糖を分解して酸をつくることで、口腔内のpHが酸性に傾き、歯が溶け虫歯の原因になってしまうのです。ですが、唾液の緩衝作用と呼ばれる働きによって徐々にまた中性へと戻っていきます。

  • ステファンカーブ-2
  • 頻繁におかしやジュースを食べると虫歯になりやすい

    このpH変化は、飲食物、プラーク中の細菌の種類及び量、唾液の分泌速度と緩衝作用に大きく影響されます。よって、虫歯のリスクを減らすには
    ①間食を減らす
    ②プラークを減らす
    ③唾液を増やす
    この3つが大切です。間食をしたり飲食を続けていると、お口の中はpHが酸性であり続けてしまい、再石灰化の生じる時間がなく初期むし歯が発生してしまうということなのです。

フッ素で虫歯予防

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フッ素で歯をコーディング

フッ素は、歯の脱灰を抑制し、再石灰化を促進します。また、むし歯(虫歯)菌の活動を抑える作用もあり、むし歯(虫歯)予防には欠かせない成分です。当院では、むし歯(虫歯)予防の専門的処置として、フッ素塗布が行われます。家庭ではフッ素配合のハミガキや洗口液(マウスウォッシュ)を上手に活用し、積極的にむし歯(虫歯)予防をしましょう。

歯磨き指導

  • 歯磨き指導-3
  • 普段の歯磨きでの磨き残しをチェック

    家庭での歯磨きで完全に虫歯を予防することは難しいことです。しかし、磨きの残しを減らす歯磨きができれば、虫歯を減らすことができます。当院では患者さんがどこに磨き残しがあるのかを確認し、磨き残しを少なくできるよう、歯磨き指導を行っております。

早期発見で予防

歯磨き指導
虫歯ができても、すぐに治療ができるように

虫歯が再発した場合、より早く発見することであなたの大切な歯をなるべく傷つけず治療することができます。
常日頃からメインテナンスに通っていただくことで、虫歯の早期発見や早期治療ができます。1~6ヶ月に一度はぜひ定期健診をお受け下さい!